物理統計学セミナー2025を9/4-9/6、初めて東京で開催しました。(2025年9月9日)

セミナーの最終日（３日目）に現在のお仕事を講演いただいたOBの林雄大さん（令和３年修士修了、同年国交省入省、現在運輸安全委員会総務課係長）ー梅野の左隣ーと。彼はイオノゾンデ斜入射レーダー観測やGNSSデータ観測に基づく地震予知の研究をやりながら研究室で同時期に行われていたダイナミックプライシングの研究にも興味を持っておりました。１列目は左から、池田、上木、千種、上原、小池、林原、恒川、２列目は左から目賀田、木村、福元、高、山本、林、梅野、五十嵐、水野、田中。

他にも２日目にトグルホールディングス　つくるAI株式会社　プロダクトユニット長の新谷健さん（平成27学士, 平成29修士(情報学）, 令和5博士(情報学））も”真にユニークな研究の模索にこそ新しい道があるー社会人博士・スタートアップのキャリアを経てー”と題して講演いただきました。彼はフォルシア株式会社在籍時に、ダイナミックプライシングの共同研究を行うと同時に、社会人博士課程に進学し、令和５年博士（情報学））を取得しました。その主要結果（平均的予約曲線が普遍的に従う指数則、略してABCDEF則）については、2023年9月23日に大学からプレスリリースを行いました。

また、外部から、日本IBMの沼田祈史さん、東芝情報システムの奥富秀俊さん、NICTの五十嵐喜良さんに、それぞれ量子コンピュータ、カオスの情報保存則とカオス尺度との関係、電離層観測の歴史、について講演いただきました。

下記は外の様子(台風が過ぎ去ったあとの東京駅丸の内側）。京大東京オフィスの皆様には大変お世話になりました。この様に社会人、卒業後社会で活躍しているOBと、学生がひとときの間でも交流でき、我々も突破力を持つオリジナルな研究で、よりよい世界を作っていくというミッションを再確認できました。