カオス通信の研究で培ったシグナル検出技術である相関解析によって何故、プレスリップが検出できるかを3月7日に学会発表し、3月9日にそのレビュー論文が『経済調査研究レビュー』に出版されました。2025年3月7日,9日

発表学会:梅野健 日本応用数理学会連合発表会 応用カオスOS(2025年3月7日)

発表タイトル:”カオス通信を基礎とする相関解析(CRA)による大地震発生直前の
前兆すべり(プレスリップ)の検出について”

レビュー論文: 梅野健、大地震発生直前の前兆すべり(プレスリップ)の検出について〜事前防災の鍵となるのは、ノイズに埋もれた微弱なシグナルを検出すること〜

『経済調査研究レビュー』 Vol.36 2025.3

https://www.zai-keicho.or.jp/wp-content/uploads/2025/03/er_review_vol.36.pdf

この様なレビュー論文を書く契機となったのは、地殻変動、測地学の世界的な大家に対してスペクトル拡散通信の原理を基礎とする相関解析法について2014年に2−3時間説明したにも関わらず、最近2023年頃にも会議で会ってその原理は何かと聞かれ、分野の壁を痛感したことが大きい。通信、シグナル解析の分野外の地震学や測地学、あるいは一般社会の人に何故相関解析がWorkし、ノイズの中にあるシグナルを検出できるのか?(スペクトルゲイン(=SN比の増大は拡散率で計算できる)が得られるを簡単なシミュレーションで実証し解説をする必要性を感じた。実際、ノイズの中にあるシグナルを検出できるかどうかがプレスリップ検出の鍵となる。SN比を高めないとプレスリップは検出できず、これが今までプレスリップが検出できないと考えられていた理由にもなっている。『経済調査研究レビュー』は国土交通省系の調査を公表している雑誌。その招待論文として、相関解析によるプレスリップ検出のからくりを解説した。

 

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