京都大学大学院情報学研究科数理工学コース数理物理学講座の物理系の研究室(分野)で、約20名の多彩なメンバーから構成。研究室の場所は吉田本部キャンパスの総合研究10号館2階に位置します。
“想定外”と言われる事象(大地震、大噴火、金融危機)を科学し想定内とする理論を構築するとともに金融危機・及び大地震の準リアルタイム前兆検出システムを作っています。
カオス、統計物理学、複雑系、金融市場、地震、火山、セキュリティ(カオス暗号)、カオス通信、カオスモンテカルロ計算などを研究し、更には関連の研究に基づく産学連携活動により研究成果が直接社会に還元できる様にいくつかの具体的な提案を行っています。
例: OHB(One Hour Before) 実装の提案(2019年世界防災フォーラム (仙台)にて世界に向けて発表)-現在2022年トルコ地震を受け、国連専門機関等、インドネシア等の国がOHBシステムの実装を世界で検討され、更なる高精度化に向け大地震発生前電磁気学的前兆現象の物理メカニズムの解明に邁進。その他、金融市場のモデルで基本となる効率的市場仮説の代案として相関を考慮したカオス的市場仮説を提案、これも世界に向けて発信(2021年)。Elucidation of chaotic market hypothesis based on ergodic theory.
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2023年11月4日 物理統計学セミナー合宿(野沢温泉)にて
2021年11月11日 (時計台前) Photo Credit: M-H. Kao
卒業生61名(11年間:2013.3〜2024.3)の進路
2024年3月 博士: 京都大学, 修士: NTTデータ, みずほフィナンシャルグループ, 野村證券, リクルート, 電通総研 (計 6名)
2023年3月 博士: 野村證券, 東芝情報システム(社会人博士から復帰), 修士:NTT西日本, ソフィックス
(計4名)
2022年9月 博士: フォルシア(社会人博士から復帰)
2022年3月 修士: みずほフィナンシャルグループ、野村総合研究所、京都大学(計3名)
2021年3月 修士: 国土交通省(総合職), 島津製作所, モルガン・スタンレー, シティグループ, 大和証券
(計5名)
2020年3月 博士: 大阪大学,NICT(社会人博士から復帰), アイシン・エイ・ダブリュ(学振PD),
修士: Softbank, 三井住友海上保険, SMBC日興証券, 野村総合研究所(計7名)
2019年3月 博士(短期修了): 日本学術振興会PD, 修士: 野村證券, 大和証券, 京セラ, パナソニック,三菱
電機(計6名)
2018年3月 修士: 野村證券, NTT西日本, ファナック, TRUST NEXT SOLUTIONS(計4名)
2017年3月 博士: 福岡工業大学, 修士: KDDI, NTTデータ, 明電舎, フォルシア, DONUTS(計6名)
2016年3月 修士: KDDI, 東京海上日動火災, 京写, 日本オラクル, 学士: モルガン・スタンレー(計5名)
(参考: https://gaishishukatsu.com/archives/176008 )
2015年3月 修士: NTTドコモ, カプコン, ローランド・ベルガー, 三井住友信託銀行上海支店,
学士(退学): 網屋(計5名)
2014年3月 修士: NTT西日本, バークレイキャピタル, 日鉄住金和歌山ゼネラル(計3名)
2013年9月 博士(短期修了): 日本学術振興会PD, 修士: 三菱重工(計2名)
2013年3月 修士: 三井住友銀行, みずほ信託銀行, NTTコミュニケーションズ, 三菱電機, シスコシステ
ムズ(計5名)
(参考: https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00379119/0/105 )