12月8日、14時頃から、Xクラス太陽フレア発生を契機に断続的に電離層異常が観測されました。電離層異常が2025/12/9 1:15でも継続し、更に地震発生の注意が必要です(2025/12/08 23:57, 12/09 1:15更新)

データは斜入射電離層観測(12/08 22:15(日本時間))で、稚内から発射した電波を花山天文台の受信機で受けたものです。横軸は周波数(1MHz〜30MHz)、縦軸が見掛けの高度です。

この異常と、同日23時15分頃発生した青森県東方沖地震(震度6弱)との関連は現在データを調査中です。少なくとも、Xクラスの太陽フレアが本日(2025/12/08 14:01)に発生し、その直後に地震が起きたのは2024年能登半島地震と同じパターンであり、そこにXクラス太陽フレアが大地震発生のトリガーになり得るというのは物理的な理由があることは既に数多くの会議で発表し、論文としても公表しています。今回も能登半島地震と全く同じパターンであるのは間違いないです。何度も様々な機会で伝えてますが、大きな地震の前兆を捉える上で電離層観測は、とてつもなく重要で効果的です。物理的な背景もあります。我々の研究室だけでやる話ではなく、我々も連携を模索して動いておりますが(JR東海、アマノ、愛知県蒲郡市、富士防災警備)、観測網の充実とリアルタイム化で、地震大国である我が国がいつまでも傍観して我関せずとする話ではありません。

一方、下記が、2025年12月8日の14:01に捉えた、Xクラス太陽フレアの発生に伴うデリンジャー現象の発生の直前を捉えたイオノグラムです。こちらは同じく花山天文台の受信機で沖縄から得られた電波です。デリンジャー現象の発生が観測された地域ではなく、Xクラスの太陽フレアでデリンジャー現象が観測されなかった地域(東北地方)で、大地震発生のトリガーとなり得るということが能登半島地震のときと同じく、今回も当てはまりました。

2025年12月8日14時01分、Xクラスの太陽フレア発生直後のデリンジャー現象が現れる直前を捉えたイオノグラム。沖縄から発射された電波を花山天文台で捉えたもの(斜入射イオノグラム)

2025年12月9日0:45現在の斜入射観測のイオノグラム(稚内ー>花山天文台(京都))

また注意したいのは、現在(2025/12/09 1:00)でもこの異常は上図の通り止まっていないことである。この電離層異常に伴う(更に大きな)地震発生の可能性に注意する必要である。

2025年12月9日1:15現在の斜入射観測のイオノグラム(稚内ー>花山天文台(京都))

まだ異常が継続しているます。引き続き注意が必要です。

(梅野健)

0 thoughts on “12月8日、14時頃から、Xクラス太陽フレア発生を契機に断続的に電離層異常が観測されました。電離層異常が2025/12/9 1:15でも継続し、更に地震発生の注意が必要です(2025/12/08 23:57, 12/09 1:15更新)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です