この発明により、新しい地デジCM放送の放送記録に基づくタイムスタンプを実現するとともに、従来は広告会社のビジネスの慣習によりブラックボックスであったCMの放送記録をトランスペアレントにするという機能を同時に実現します。主発明者の梅野健教授は、前職の情報通信研究機構に1998年〜2012年に勤務している時に、株式会社カオスウェアを2003年に設立し、そこで超高速暗号VSC(Vector Stream Cipher)-世界初のハイビジョン暗号化や暗号化データべースeCipherGate(サイファーゲート社, 創業者は石崎利和さん)やソフトバンクテクノロジー経由(暗号化SDKビジネスを0から1を作った主要協力者は三木武さんや谷口晴美さん)でスタジオアリス子供写真館に採用ーや当時としてはアイデアとしてはなかったQRコードを用いた電子認証システム、暗号便サービス、Web署名や乱数を用いた偽造不可能なタイムスタンプなど、暗号通貨(ビットコイン)が2009年にSatoshi Nakamotoによって論文として発表される前に、カオスウェアフェローの寺井秀明(当時係長、カオスウェアフェロー称号は2011年認定。現在GMOペポパ執行役員)や研究員だった行田悦資博士(現在、日本国特許庁審査官)と数々の斬新な暗号セキュリティ技術とサービスの開発をしていた実績があります。本発明は、その研究開発、流れを組む梅野教授の京都大学(2012年〜2025年現在)在職14年目におけるタイムスタンプ技術の発明の第一号となります。今の地震前兆検出用の相関解析、暗号通貨の解析といった現在の研究室の研究の底流に、2000年〜2011年当時の暗号認証技術の研究開発があり、そういった本物の基礎研究・開発は今も場所を変えて絶やすことなく継続してます。
本特許は、CM総研(東京企画)との共同研究による成果。その後CM総研(東京企画)から京都大学へ権利譲渡し、京都大学が権利の100%持つ特許となった。ここに本発明に貢献した全発明者4名を当時の所属付きで明記する。
特許番号:特許第7659807号
発明の名称:時刻認証システム、CM放送実績記録システム、時刻認証方法、CM放送実績記録方法、およびコンピュータプログラム
発明者:梅野健(京都大学)、渡辺忍(東京企画)、辰元晃(東京企画)、渡辺庸久(東京企画)
特許権者:国立大学法人京都大学
特許日:2025年4月2日
Patent7659807-1 Patent7659807-2
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